尺八リコーダー
この尺八リコーダーはドレミの音階で、五線譜で奏でられ、尺八演奏家宮田耕八朗先生の監修により、音律の正しさを「モットー」に、尺八の持つ音量・音色の豊かさを、西洋楽器のリコーダーの持つ機能性を一体化した楽器です。もちろん、本来の尺八としての機能も十分発揮することが出来ます。
2111尺八リコーダー(楓)
1.6尺七孔管(C管) ○材質:楓 ○唄口:無し ○胴金:なし |
2117尺八リコーダー(洋紫檀)
○1.6尺七孔管(C管) ○材質:洋紫檀 ○唄口:無し ○胴金:アルミ材黒色 |
尺八リコーダーの演奏法
鳴らしかたのイロハ
イ.口の状態 | ロ.下唇と唄口の関係 | ハ.呼吸について |
普段している腹式呼吸が基本です。管楽器を吹こうとすると、つい夢中になって呼吸がうわずってしまう人が多いようです。 仰向けに寝て、お腹に手をあててみましょう。誰でも腹式呼吸をしています。難しいことを考えないで、楽器を持った時でも普段の自分になることが基本です。 |
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パピプペポのぺを発音する直前の口で、その唇の真ん中からプッと息を洩らす。鏡を見てまずこの練習をして下さい。 | 尺八リコーダーを上から見て斜線のところは下唇から顎にかけて皮膚が密着している。 |
上管だけ持って鳴らしてみる
ビンの口を拭いて鳴らすときは中へ吹いたりしません。中へ吹き込まないことでは似たような吹き方です。上管を右手で持ち、手鏡を左手に持ってこの写真と見比べて吹いて下さい。 | ||||
良い | 息を吹く向きは矢印のように | 悪い | 決して管内へ吹き 込もうとしないこと |
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組み立て |
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継ぎ目のうしろ側の小さな目印を上下そろえて奥まで差込みます。コルクの部分に塗るグリースは少なめにして下さい。 | ||
掃除(露切通し) |
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吹奏して内部に湿りがつきましたら露切を通して拭き取ります。 唄口を傷つけないように唄口を上にして親指をあてておいて露切を引いて下さい。 |
持ちかた
次の写真で指や手首を注意して見ましょう。 Aの持ちかたに馴れて下さい。穴をふさぐ指は柔らかく丸みをもって。 |
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A.良い | B.悪い | C.悪い |
右手の中指と親指の2本で楽器を掴みます。 | 親指の腹で持った方が持ちやすいようですが実は手首が捻れて無理があります。 | 2本の指で掴んでいないのでいけません。 |
低音部の練習
手穴全開にして鳴らし、更に上から順に穴をふさいで鳴らしてみましょう。 |
ここで音が出にくくなる人は、穴が完全にふさがらず洩れているためです。柔らかくおさえて確実にふさいで下さい。これも鏡を見ながらやってみましょう。 確実に鳴りましたら、始めのミとレは運指表の47と11を覚えて再び上から順に、また下から順に鳴らして下さい。 |